藤山翔大(33=大阪)が逃げ切り、22年4月尼崎以来、通算10度目の優勝を飾った。

水面がうねる優勝戦12Rは、枠なり3対3。4カドの外崎悟がトップスタートから襲いかかったが、藤山が伸び返して抑えた。冷静に先マイを決めた藤山が、バックで後続を力強く引き離した。

今節は4日目まででマイナス0・5度から3度まで、全てのチルト角度で走ったが、優勝戦では0・5度を選択。「うねりを見て0・5度の方がいいと思った」。それでも約2年ぶりと久々の優勝に「緊張しました」と胸をなで下ろした。

22年5月の鳴門G1周年でフライングを2本切って、23年前期はB1級へ降級。それでも24年前期にA1級へ返り咲いて、4月の児島G1周年からG1戦線へ復帰する。「そこを目標にして、いろいろと調整しようと思っていた。いっぱい勉強になりました」と多くの収穫を得た。

次節は13日の丸亀一般戦を予定している。