吉川元浩(51=兵庫)が兵庫最強シンボルの意地を見せ、優出切符をつかんだ。

準優11Rは全艇スローとなったが、しっかり逃げて勝利。「ここまで、よくしのいだね」と、ホッとした表情を見せた。

相棒の19号機は近況で目立つことがないエンジン。レース足は劣勢だったが、見事に立て直した。

「ペラが全く違っていたからね。このエンジンは出足が悪かったでしょ。地区選を走っていたし、調整がうまくいって出足が良くなった。抜けた足ではないけど、グリップ感が良くなったからね。そこは気に入ってます。まずは優勝戦をしっかり走ります」。

優勝戦は2枠にスタンバイ。1枠の丸野一樹(32=滋賀)にスタートからプレッシャーを与えて、巧腕を存分に発揮する。