A1から降格し、最強のB2とも称される後藤翔之(33=東京)がノリノリだ。前検で一番時計をマークすると、この日はイン逃げと3カドまくりで連勝した。軽快に動く15号機を「出足は甘いが伸びは節一」と早くも気に入った。

降格となったのは昨年5月下旬から半年ほど戦列を離れ、出走回数が足りなかったため。「あの半年は何とか有意義に過ごそうと、ボートにはあえて乗らなかった。いったんは離れることで、ターンで変な動作をする癖とかがなくなった。スタートの勘とかも戻ってきた」。復帰して4節目だった前回の平和島は、1号艇で臨むはずの優勝戦が強風のため中止になった。「今回こそは」。勝利に飢えた後藤が、昨年4月蒲郡以来のVをにらむ。