佐藤大佑(30=東京)が8、12Rと連勝で準優勝負駆けに成功した。準優11Rは4枠から戦う。

反省を生かした走りで、見事に予選をクリアした。3日目12Rは2枠でスロー発進を意識し過ぎ、ペラをたたいて大失敗。良かった伸びすらなくなって6着大敗した。3日目終了時点で得点率は5・00で24位タイと、土俵際に追い込まれていた。

そこでこの日の2走は、3日目8Rに4枠でまくって勝った時のように、伸びを意識した方向にペラを戻した。それが、どんぴしゃ。この日8Rは3コースまくりで快勝。3着以内なら予選クリアとなる大事なレースとなった12Rは4コースから仕掛け、先マイした池田雷太の内に鋭いまくり差し。これが決まって予選は11位で通過した。

「やはり伸びはトップクラスですよ。でも、出足だって悪くなく、トータルでも中堅上位はあります。準優に向けても、ペラをきれいに微調整でたたくくらい」というところまで仕上がった。

今節はF休み明け2節目。「スタートは無理はできないけれど、準優はコンマ10くらいのスタートを行きたい」ときっぱり。さらに流れも向いている。準優も今節2勝と結果が出ている4枠に入った。佐藤といえば、カドまくりが得意戦法。ここはフルダッシュから、迷わずまくりでファイナル進出を狙う。