今年のトップルーキーの1人、黒野元基(24=愛知)が準優12R、何とか2着で優勝戦6枠だ。

まさに辛くも、ファイナル進出を果たした。準優12Rは早々と上村純一が逃げて抜け出し、興味は優勝戦最後の椅子をかけた2着争いに絞られた。戸田を勝てば24場制覇となる平田忠則が必至に黒野を3周追いかけたが、猛追を何とかしのいだ。

「初動がうまくかからず行きたい所に行けない。しっくり来ない」と苦笑いを浮かべつつ、セミファイナルを振り返った。「乗り心地を良くしたい。スタートはダッシュの方が勘通りにはいけてる感じ」とスタートに関しては悪くはない様子。優勝戦は大外発進有力ではあるが、展開を突く走りで昨年2月浜名湖以来、2度目のVを目指す。