山口達也(35=岡山)が渾身(こんしん)のトップスタートから逃げを決めて、2月の児島以来、今年2度目の優勝を決めた。

12Rのスタート展示の時間帯、急に横殴りの雨が降った。「伸びをつけている人たちがいた。正直、足には自信がなかった。回り足だけが頼りだった」。3枠の三苫晃幸(35=福岡)が0・5度、6枠の今井貴士(37=福岡)は3度にチルトをはねて優勝戦に挑んでいた。レース本番で雨はあがり、再び条件が変わったが、山口はスタートに集中。コンマ07のトップスタートを決め、先マイした。

「芦屋は大好き。3年くらいは大好きなんで、優勝できてよかった」。そう言うと、大きく胸を張った。