地元の新開航(26=福岡)が、うれしいG2初優勝を飾った。

1枠の土屋智則(37=群馬)がフライングを切って戦線から脱落、4コースかどから差した新開が恵まれる形で先頭に浮上した。表彰式に臨んだ新開は「意外でした。自分としては2着だが結果的にはうれしい」と話した。

今節はスロー進入からスタートが決まらなかった。「前付けがあったので、自分としては良かった。バッチリいけました」とカドになったことでスタートもしっかり踏み込めた。

芦屋は初出走、初1着、初優勝を飾った水面でもある。G2初優出での初優勝に「いいエンジンを引いたときは走り慣れているので得意としてます」と声を弾ませた。

今年は早くも7度目の優勝。「緊張感なく、気楽に臨めているのがいい方向に向いている。自分ができることを頑張ろうとしているだけです」と胸を張った。今回はすっきりしない優勝だったが、いい流れが来ているのは間違いない。4月に一般女性と結婚式を挙げた「新婚」で、「いいモチベーションにもなっています」と白い歯を見せた。

「次は得点率トップで優勝したい」。G2以上で胸を張れる優勝を手にする日もそう遠くない。