甲子園に2年ぶり3度目出場の萬正嗣(39=宮城)が張り切っている。

直前に妻の今井裕梨が桐生で、インから先マイしてデビュー初優勝を飾るうれしいニュースがあった。

「こちらは若松から下関に直行。会えない代わりに電話で『おめでとう』と。妻は喜んでいた。インで勝たなきゃならない、地元で決めなくてはならないプレッシャーもあったと思う。もう、自分のことのようにうれしかった」。

そして、自身はこの甲子園大会にひそかな思いがある。「学生時代に住んだ仙台では、七夕祭りが楽しかった。あのお祭りのように、こちらも盛り上げたい。せっかく、いい機を引いたからには」。

発奮材料が多い萬は、その気合をまずは初日5Rで証明する。