波乱の12R優勝戦は、4枠久田敏之(41=群馬)がまくりで制し、今年3度目の優勝を飾った。

展示はスロー3コースに入ったが、本番は4カドを選択したことが好結果につながった。1Mは1つ内の3コース大神康司がまくり差しに構えたところを、久田は迷わず握って攻めて、イン森永淳を沈めた。バックは、差してきた中田達也と枝尾賢を何とか振り切った。2着は枝尾、3着は逆転で森定晃史が入った。

最終日も調整を繰り返したが、タイムも出ず、優勝戦でもやや分が悪い雰囲気だったが、攻めた結果が実を結んだ。「整備士さんと相談したが、整備はなしでペラに専念した。それでも、中堅で、上位とは差がありました」。今年1月三国一般戦以来の優勝に、「(コースは)想定外。結果オーライです」と振り返ると、急いで帰路についた。