12Rで優勝戦が争われ、近江翔吾(29=香川)が逃げて、昨年10月に続く丸亀のルーキーシリーズ連続Vを決めた。今年は6月多摩川に続く2度目、通算では12度目の優勝を飾った。2着は尾上雅也、3着は竹田和哉が入った。

オーバーエージ枠で参戦。地元のリーダー役として、練習でもレースでも若手をけん引してきた。予選こそ2位に甘んじたが、トップ通過の川原祐明が準優で2着に敗れた。最後は1枠ゲットで負けられなかった。全員がゼロ台のスタート合戦の中、自身もコンマ01の強烈スリット。先に回って突き放した。「足は厳しかった。でも、インで先に回ればと思い、必死だった」。重責を果たし、ほっとした表情を浮かべた。

9月20日からは、多摩川で最後のプレミアムG1ヤングダービーを控える。「そこは意識せず、目の前に集中して一走、一走頑張るだけです」。実直な近江らしく、表情を引き締めた。