朝からの強い雨風もようやく収まってきた7R、平本真之(38=愛知)が、大外6コースから差し切り勝ちを収めた。ダッシュの4、5枠勢がゼロ台スタートで攻め、それに内枠スロー勢も応戦。平本はがら空きになった1Mの最内をスピーディーに差し、2Mを先取りした。

「前半2Rの後にペラをたたいて、前に進む感じが出てきました」。尼崎の最近1年間の6コース1着率は1・3%、前半は5着大敗で、不利な6コースからの巻き返しにほっとした表情を浮かべた。「ここから底上げしたい」。平本の逆襲は始まったばかりだ。