初日1、5着の佐藤大佑(31=東京)が、好素性16号機のペラを苦渋の選択でたたくことを決めた。

初戦の1Rは4コースまくり勝ち。迎えた2走目の後半11Rは、1枠から人気に推されたものの、2枠西川真人のジカまくりに屈し、5着に敗れた。

「エンジンのポテンシャルは、かなりいい。行き足が良過ぎて、いつもと違う感じとなり、どかっと(レバーを)放ってしまった。波がないと、前半(1R)みたいに乗れるんですけど、波が出ると、これでは乗れない」。そこで下した決断が、ペラを片面だけたたくことだった。「多分ですけど、これで出足と行き足は多少落ちるかもしれないけど、そうすることでレース足や乗り心地は来ると思う」。乗りやすさ重視のペラ調整で2日目に挑む。幸い、前半5Rは5枠だが、4枠の長谷川晴哉が大外に出る可能性も高く、4コースのカドが見込め、後半12Rは枠なりなら3コースが見込める。2日目2走はともにセンターから得意のまくりで連勝を狙う。