【安井雅彦・特ダネ大好き スペシャル】

◆12R:特選

3日目12Rは、オール2連対の桐生順平が1枠で断然人気を背負います。そんなグランプリ覇者を負かすのは、未来の大器・定松勇樹しかいません。3コースから鋭くまくり差します。

2日目9Rはファンをうならせました。ピット離れで4枠の向所浩二が遅れたこともあって、単騎ガマシの6コースを選択。強スタートを踏み込んで瓜生正義ら内4艇をまくり、イン沢田昭宏の内に切り込みました。2着でしたが、足の良さを見せつけました。

「もったいなかった。足は全部悪くない。体感だけです」。定松の駆る65号機は前回、中村亮太が優勝した上昇機です。ペラが少し特殊な形とあって、微調整だけでバランスを取り、中堅上位をキープしました。

125期の養成所チャンプは、師匠・峰竜太ばりのターンと、定松の形容詞にはこと欠きません。フライング禍もあって伸び悩んだ時期もありましたが、5月以降の勝率(前検日時点)は6・80と、初のA1級昇格を射程圏に入れています。「A1には絶対上がりたい」と闘志満々です。

12R、定松はセンターから強ハンドルで突破を狙います。舟券はイン粘る桐生順平、展開突く松本一毅、気配いい柘植政浩を相手に(3)(1)、(3)(5)、(3)(2)流しの計12点で高配を待ちます。