1枠の沢田尚也(23=滋賀)が逃げ切って、ルーキーシリーズ初優勝を果たした。5月の常滑一般戦に続き通算3度目、三国では自身初Vだった昨年4月以来2度目の優勝となった。2着は加藤翔馬、3着は川原祐明だった。

優勝戦は5枠の井上一輝がピット離れで遅れ、進入は123・465。沢田はインからコンマ19のスタートで先マイし、2コースから差し迫った加藤をバックで伸びて振り切った。「少し1Mを外したけど、足はしっかりしてました。イン逃げの優勝は初めて。プレッシャーから解放されました」。当地は連続参戦。複勝率29・8%の40号機を初日のセット交換で大幅に底上げ。出足、回り足を抜群に仕上げた。

今後は9月7日からの福岡周年、多摩川ヤングダービー、そして地元びわこ周年とG1戦線が続く。「いいリズムでいける。G1でも爪痕を残したい」と、さらなる飛躍を誓った。