仲口博崇(50=愛知)が逃げ切って、丸亀初Vを飾った。優勝は1月の福岡以来、通算88度目となった。仲口はインからコンマ13のトップスタートで先マイして独走態勢を築いた。2着は4カドから差した斉藤仁、3着には池田雄一が入った。

「(11Rで集団フライングがあって)スタートはちょっと気を使ったけどね。行き足、回り足が良くて、実戦の足は申し分なかった」。59号機は実績のあるエンジンだが、初日は2、4着。「パンチに欠ける」と自分の形にペラをたたき、レース足を抜群に仕上げて優勝に結びつけた。

今後は12日から三国G3マスターズリーグ、26日からは尼崎G1周年と続く。「大きなことは考えず、1戦1戦、大事に戦っていくだけです」。先月3日に50歳の節目を迎えたベテランが、まだまだ存在感を見せつける。