準優12R、2コース上條暢嵩(28=大阪)は1M手前で抵抗するのがやっとで最後方。ところが、優出は絶望的な位置から3周1M、全速ターンで大逆転劇。まんまと2着に食い込み、優勝戦5枠を手にした。「全速で握っていけた」と安堵(あんど)した。

優勝戦は偉大な先輩・田中信一郎と対決する。「本当に、素直にうれしいです」と喜んだ。条件では圧倒的に不利だが、思い切ったハンドルで胸を借りる。