優勝戦が12Rで争われ井上一輝(28=大阪)が逃げ切り今年初V、通算では7度目の優勝を飾った。2着には栗城匠、3着には馬場剛が入った。

オーバーエイジ枠ながらF2で参戦。前検からプレッシャーとの戦いだった。ただ初戦を6コースから勝ち切り、2日目連勝で気持ちのスイッチが入った。相棒の34号機は序盤から噴いていた。「スタートはタイミングより、質のいいのを行くことだけ考えて集中できた。優勝戦もそこまで踏み込めなかったけど、冷静に対処できた」。本番はコンマ16と6人で一番遅いタイミングから伸び返して冷静に先マイ。バックで突き放した。

次走は鳴門一般戦、そして20日からの多摩川プレミアムG1ヤングダービーへと向かう。「F2で勝てたのは自分の成長につながると思う。でも調子に乗らないように1度リセットしてゼロからのつもりでいく」と最後まで冷静だった。