度胸の大駆けが決まった! 前田滉(22=愛知)が6コースからコンマ06のトップスタートを決めて内5艇をひとまくり。20年10月の江戸川以来、通算2度目の優勝を決めた。人気を集めた安河内健は2着。峰竜太は4着。史上最年長優勝がかかった高塚清一は6着に敗れた。

その勝ちっぷりに本人もびっくりだ。「勝てるとは全く思ってなかったです。スタートは絶対に入ってると思って、歯を食いしばっていきました。あの(中へこみの)スリット隊形なら、行くしかない。1Mは迷ったけど、スピードで何とかなりました」と喜色満面で会心のレースを振り返った。一方、敗れた峰は「展示と本番でコースが変わって、スタートが分からなかったです」、高塚は「6番(前田)が出て行ったね」と敗因を口にした。前田の次走は23日からの常滑一般戦の予定。

ちなみに浜名湖は、お盆レース(池田雄一)、SGメモリアル(片岡雅裕)、そして今節と3連続で6枠が優勝。次節も緑の勝負服から目が離せない。