宮地元輝(35=佐賀)が2コースから差し切って、G1初優勝を決めた。

地元の6枠・篠崎仁志が入れずに、枠なりの全艇スローとなった。宮地はコンマ18のスタートから、1Mでは差しに向けた。少し舟の浮いたイン藤原啓史朗を逃さなかった。的確に差すと、2Mで後続を突き放した。

「自分のは舟が返ってきた。調整が間に合いました」。展示直前までペラ調整に励んだことが功を奏した。ゴール付近では何度もガッツポーズを繰り返した。「あのタイミングでカメラがアップになると思っていました」と周囲を笑わせる。

来年のSGクラシック(平和島)の権利も獲得。52キロまで減量した努力が報われた。