連載3回目は、初日12Rドリーム戦を展望する。期間勝率1位の羽野直也が、絶好の1枠で登場。インから逃げてシリーズを引っ張りたい。地元東京支部の宮之原輝紀は4枠。多摩川ファンの期待に応えるレースを見せる。

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羽野直也が栄えある期間勝率1位で、ドリーム戦1枠に選ばれた。今年はクラシックからメモリアルまで全てのSGに出場し、10月常滑ダービーにも出場予定。最高峰の舞台を走り続けて、同世代の中では経験値が上だ。

獲得賞金でも年末のグランプリ出場圏内であるベスト18を狙える位置におり、今大会の優勝賞金を上積みできれば、グランプリ出場がぐっと近づく。大会連覇を目指し、初戦からきっちり逃げを決める。

関浩哉は今年6度の優勝を誇る。今期勝率(5月以降)は7点オーバーをマークし、2期連続でハイアベレージをたたき出している。前回当地(5月)は、オール2連対の成績で優勝。水面相性は悪くない。上條暢嵩は多摩川での優勝経験こそないが、当地直近5節で4度の優出と結果を残す。シャープな旋回で1Mを切り込んでくる。

宮之原輝紀が地元ファンの期待に応える。今年は3月から7月にかけて9節連続優出を達成。そのうち4節で優勝した。4度目は多摩川で、豪快な4カドまくりだった。ドリーム戦は4枠で、その再現を狙いたい。登録番号が1つ違いの同期小池修平、上田龍星もハンドルは絶品だ。【古村亮】(おわり)