第12Rで優勝戦が行われた。地元の白井英治(45=山口)が、6枠から2コースまで動いて、1Mは冷静に差し切った。今年は5度目、通算106度目、G1は20年3月下関周年以来で通算13度目、徳山周年は08年大会以来2度目の優勝となった。これで今年の獲得賞金ランキングは7400万円を超えて3位に浮上した。2着は磯部誠、3着は深谷知博が入った。

スタート展示は1623・45の4対2だったが、本番は162・345の3対3。白井は6枠から気迫の回り込みで2コースを奪った。内2艇は100メートルを超える起こし位置となった。スタートこそコンマ28の6番手だったが、1Mは好展開が待っていた。ホーム追い風が9メートルも吹く中、イン磯部は3コース菊地孝平、4コース山口剛の攻めをけん制し過ぎて、先マイが大きく流れた。白井は迷わず、ターンマークぎりぎりを差して先頭へ躍り出た。

優勝した白井は、08年大会に続いて、地元周年は2度目の優勝。「すごくうれしいです。スタートは反省ですけど、ターンは良かったです」。8月浜名湖SGメモリアルの優勝戦でフライングを切り、10月ダービーからはSGに出場できない。スタート事故罰則を背負いながら、今回の優勝で獲得賞金は7400万円を超えた。ランキングは3位に浮上した。「年末もありますけど、徳山でこういう状況で勝てたのはうれしい」。

払戻金は2連単(6)-(1)2150円、3連単は(6)(1)(4)1万4170円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)