元プロ野球の西武投手から、異色の転身で福岡・柳川市のボートレーサー養成所に入所した野田昇吾(29=埼玉)が、22日に1年間の養成期間を修了。131期のボートレーサーとして、新たな1歩を踏み出す。21日、記者会見が行われた。

養成所での1年間については「とても長かった。1日1日を乗り越えるのが必死でした」と振り返った。

8度行われたリーグ戦の成績は勝率4・87で優出1度。25人中15番目と振るわず。それでも、原田富士男実技教官は「同期の中では、スタートは早い方。若い子に負ける部分はあったけど、一生懸命に取り組んでいました。握るこつを覚えれば、やっていけると思います」と今後の成長に期待を寄せた。