これぞ“イナダッシュ”の真骨頂! 稲田浩二(37=兵庫)が道中逆転劇で通算43度目の優勝を飾った。

12R優勝戦は、全員がびわこ優勝歴のある巧者が勢ぞろいした。4カドから冷静に差してバック3番手も、2Mで船岡洋一郎を外マイでかわし、2周1Mでは同支部の吉川元浩の内を鋭く差して決着をつけた。稲田らしい攻めの姿勢を貫いて、びわこでは3度目の優勝をつかみ取った。

「初日から水をつかんでいる感じがあった。(優勝戦の2周1Mも)押していたし、納得の仕上がりでした」と20号機を褒めた。

次節は、26日からの地元尼崎G1周年。「いい弾みがつきました。賞金を上積みしたいので、次も頑張ります」。冷静な口調ながら、地元タイトル取りへ気合をにじませた。