佐藤大佑(32=東京)が初日5&9Rで連勝発進を決めた。

「ペラはがっつり自分の形にたたいていいですよ。行き足から伸びがいい。完璧ですね。足は言うことない。むしろピット離れもいい。何の心配もない」と、駆る9号機をべたぼめ。

近況は2節前のびわこ優勝戦でフライング。前節の多摩川が節間未勝利と、歯車がかみ合っていなかったが、それをうまく修正できた。

「リズムが悪かったんで、変に欲をかかないように。(このエンジンは)今年に入ってからでも上位ですよ。(2節前の)びわこも良かったけど。本来のエンジンもいいんでしょうね。ペラを自分の形にすると伸びと、グリップと向きを求めるんですけど、それが全部来てますね」。思う通りのペラ調整が当たって、笑顔で初日を振り返った。

「今節、入る前に自分なりに考えました。日常の過ごし方が甘かったと思います。それが駄目で、(フライングや事故点過多で)こうなった。休みには1日こもってレジャーチャンネルを見るくらいじゃないと。遊んでる場合ではない。弟子(藤井太雅)がすごくやる気があるから、自分がこの成績ではお手本にならないんで。日常からちゃんとしてレースで駄目なら仕方ないけど…。人一倍練習もしてきたが、まだ足りない。上にいくにはもっとしないと。頑張れる環境なので。その反省を踏まえて、ですね。このままじゃ駄目だって思っています」。自分を厳しく律して、弟子には行動で示していく腹づもりだ。

2日目は3&11Rの外枠2走ではあるが、この動きなら枠が遠くとも軽視は禁物だ。