最後は湯川浩司(43=大阪)と神ボート33番の底力が勝った。12Rで優勝戦が争われ、湯川浩司(43=大阪)が先行した中村尊を2Mで差し返し逆転Vを飾った。通算では58度目、住之江では13度目の優勝となった。 

展示では6枠湯川の前付けを芦沢望が阻んで枠なりオールスローとなったが、本番では湯川が強引に2コースまで回り込み、162・345の隊形となった。湯川は、スタートで後手に回ったイン渡辺真至をたたいたが、3コースの中村尊が差してバック先行。それでも2Mであっさり差し返し、突き放した。湯川の33番ボートは、これで何と松田竜馬、坂口周に続く3連続V。まさに神の威光をまざまざと見せつけた。今後も33番を駆る選手から目が離せない。