ボートレースの歴史を塗り替えた遠藤が、次は地元びわこのビッグタイトルを狙う。

今年3月の大村SGクラシックで、女子選手初となるSG優勝を決めた。ボートレースが大村で発祥してから70年、ドラマチックな歴史が作り上げられた。直後には「たくさんの人に支えてもらったおかげ。恩返しができたかと思うとうれしい」と感謝を述べた。

ただ、地元びわこでは歯がゆい結果が続いている。今年は3節で走ったが、2月G1近畿地区選で予選敗退、4月の4日間短期決戦は優出も3着、9月には好エンジン47号機を引きながらも準優4着。優勝は昨年5月オール女子戦を最後に遠ざかっている。

それでも、SG優勝の経験と自信は大きい。7月下関G2ボートレース甲子園(5着)、9月福岡G1周年(3着)では、女子勢で唯一準優に進出し、前節の江戸川でも紅一点の優出(6着)を決めた。リズムを徐々に上げてきている

地元周年は2度目の出場。昨年は3日目に転覆して万事休す。リベンジはもちろんのこと、初の地元G1制覇へ向け、2日目「ご縁に感謝ドリーム」1枠できっちりと主役を演じる。