下條雄太郎(36=長崎)が鮮やかなツケマイでベスト6入りを決めた。

準優9R、3コースから握って攻め、2コースのエース機片岡雅裕を引き波に入れ、差した杉田篤光とBSで競り合う形になった。それでも、2Mは先に全速ターンを決めて、一気に2着取りに成功した。

今節は51号機の調整に苦心していたが、この日、キャリアボデー交換など、最後まで諦めずに調整したことが実を結んだ。引き揚げてくるとき、「まじ、うれしい」と気持ちを込めた。

「エンジンを組み直して良くなったかな。ターン回りはだいぶ上向いて、上がりがスムーズになった」と手応えは十分。それでも、「ペラに反応もある。出足で勝負できるように、何か1日考える」とぎりぎりまで動いて、外からチャンスをうかがう。