プロ野球・西武ライオンズ投手からボートレーサーに転身した野田昇吾(29=埼玉)が1Rでデビューを果たし、結果は4着だった。

初出走ながら見せ場十分の走りだった。1周1Mは最も不利な6コースから冷静に展開を突き、いったん2番手に浮上。続く2Mで舟を合わされ後退したものの、その後も貪欲に前を追った。

レース後は「緊張はしましたけど、自分の中ではとてもいい緊張感で走ることができました。4等を取らせてもらえたことは僕の中で上出来だと思うけど、本当に反省する点しかないので、次のレースに生かしたい」と、安堵(あんど)感や悔しさを交えつつ丁寧に振り返った。

この日は大勢のファンが本場に訪れ、多くの声援に感謝した。「デビュー戦でたくさんのファンが駆けつけてくれました。応援していただける方に、1走1走、大事にしたい。勝負師として舟券に絡めるようにしたい」と今後への意気込みを示した。