ラッキーセブンは最後まで健在だった。エース7号機の1枠福島勇樹(43=東京)が、インから速攻を決めて、今年3度目の優勝を飾った。スタート展示ではタイミング遅れだったが、本番はコンマ07のトップスタートを踏み込むと、その後は独り旅。まざまざとパワーを見せつけ、3月の中間整備後に生まれ変わったエンジンは7度目の優勝を決めて有終の美を飾った。

「エンジンのおかげです」と謙遜するが、行き足から伸びが際立っていた7号機を、ペラ調整でかかりや力強いグリップ感を引き出した。「ペラはしっかりたたけたし、いい調整ができました」と笑顔で締めた。