磯部誠(32=愛知)がインから逃げ切り周年初優勝を決めた。磯部は賞金ランキング12位に浮上。次走のSGチャレンジカップを待たずに待望のグランプリ初出場をほぼ確定づけた。磯部はヤングダービー、東海地区選に続くG1で3度目の優勝。2着は片岡雅裕、3着は丸野一樹が入った。

レースは123・456の枠なり。磯部はコンマ08、2コースの山口剛も07のスタートで圧力をかけたが、動じることなく先マイ一気に押し切った。

磯部にとって丸亀は18年にG1初優出を決めて飛躍のきっかけとなったメモリアル水面。SG初出場も丸亀だった。「相性のいい丸亀だったので絶対に勝てると思って走った。道中では賞金の上積みより周年を取りたいという気持ちに変わった」と話す。グランプリ出場に関しては「味わったことがないのでこれから考える」と初々しかった。