岡崎恭裕(35=福岡)が5コースから、まくり差しを決めて悲願の地元でのG1優勝を果たした。G1優勝は通算4回目。2着には茅原悠紀、3着には馬場貴也が入り、3連単は万舟券決着となった。

年末へ向けて賞金を上積みしたい内4艇の野望を打ち砕いた。同時に、地元でG1を勝ちたい執念が上回った。岡崎は馬場とともに1Mで艇団を割ると、2Mでも先取った。食い下がる茅原を1周2Mで引き離した。

「馬場さんもウイリーやったけど、僕の方が足が良かった。茅原くんが追いかけてくるのも分かっていたし、気を抜かずに走った」

4日目以降に上向いた機力を味方に、念願の地元G1優勝に結びつけた。

デビュー前から狙っていた福岡でのG1は取った。「G1は取れたので、次はメモリアルですね」。来年の8月には当地でSGメモリアルが開催される。今回でSGクラシック(平和島)の権利も得た。23年を輝く1年にできる土台は整いつつある。