岡田憲行(46=大阪)にとって、徳山水面は過去5年で8度参戦して6優出3Vの実績を誇る“ドル箱プール”だ。今節も、相性の良さをいかんなく発揮している。

初日に連勝発進としたものの、2日目11Rでは選手責任の転覆失格。予選突破に黄信号かと思われたが、「むしろ、転覆前よりも良くなったかも」と“けがの功名”で機力アップに成功。3日目5Rで2コース差しを決めると、後半10Rでは2周目のバックで先行する木村颯をとらえて逆転に成功。「全体的にバランスが取れていい」と満足のいく舟足に仕上がった。

これで、得点率7位まで浮上。4日目2、12Rの2走で大敗を避ければ、準優進出は濃厚だ。「最近は賞典レースにも乗れなかったし、これも徳山との相性ですかね」と、思わず笑みがこぼれた。