優勝戦は人気を背負った吉川元浩(50=兵庫)が、貫禄の逃げを放った。今年初、尼崎では29度目、通算94度目のVを飾った。

進入は枠なりの3対3。吉川はコンマ11の踏み込みから1Mは慌てることなく先マイに成功。バック早々に独走態勢を築いて、そのままゴールを駆け抜けた。2着は差し場を突いた古結宏(45=兵庫)が入線。地元ワンツーとなった。三浦敬太(35=東京)が2M差しで3着を確保した。チルトアップで挑んだ酒見峻介(37=佐賀)は3コースから仕掛けたが、1Mで三浦と接触。エンスト失格に終わった。吉川の次走は6日から11日まで住之江G1近畿地区選に出走予定。

なお、恒例企画「まくってちょ~だい」のまくり賞は最終日も2Rで飛び出した。木田峰由季(32=福井)が2コースから意表を突いて先攻めを放ち「神戸牛すきやき」をゲットした。節間合計は10本で幕を閉じた。