「1号艇は緊張するよ、やっぱり」。これが第一声。

コンマ20のスタートから隙をみせることなく逃げ切った百戦錬磨の江口晃生(58=群馬)と言えど、優勝戦1枠のスタートは緊張すると話した。

2着は入澤友治、3着は山谷央。3連単の配当は1280円。23年は、津(2着)→びわこ(3着)→常滑(4着)とすべて優出を果たしており、4節目にして初優勝を手に入れた。22年12月の児島一般戦以来、通算114度目のV。11日に58歳を迎え、うれしい誕生日プレゼントとなった。

「(イン逃げは)自分でも会心だと思います。とにかくスタートだけに集中しました」と、レースを振り返った。

駆る5号機は複勝率23・5%と低調だったが「節間ペラだけで仕上げました。日に日にいい感じに仕上がってて、優勝戦は本当にいい仕上がりになりました。優勝戦のスタート特訓にいった際に、少し違うなと感じ、そこからさらにペラをたたきました。最終的には伸びも良くなったし行き足も良くなりました」と、優勝戦直前まで調整を続けた。

「(3節優勝を逃していたが)今節でようやくいい流れになったと思います。この後もこの調子をキープしていきたいと思います。一走一走、集中して走るだけですね」と柔和な笑顔で話した。

次走は、芦屋一般戦(19日~24日・モーニング)に登場予定。