地元A2級の桑原将光(38=東京)が準優進出の圏内に踏みとどまった。

22年10月も駆って苦闘した67号機と再会。複勝率25・4%と変わらず低調の中から、「回り足だけは中の中ぐらい。道中で勝負できる」と武器を見いだした。

得点率19位タイで迎える予選最終日。準優進出ボーダーを6・33と想定すると、初のG1予選突破へ3Rと12Rで2着2本が必要となる。父は当地の30周年覇者で、後半レースの解説でもおなじみの淳一氏(39期・引退)とあって、「(父に)何も言われたくないから、前半レースしか走りたくない」と冗談を飛ばす余裕も見せた。ご機嫌な桑原がこれまでの壁をぶち破るか、注目したい。