新エンジンの初降ろしから、およそ1カ月。パワー相場が見え始めている。

素性がいいのは「20」「49」「63」で、調整次第ではパワフルな動きを見せる可能性が高い。

一方、現段階で気配が良くないのは「31」「43」「53」「72」だ。

逆に、もともと動きが悪かった「22」「45」「67」は、やや良化傾向にある。

今節、22号機を駆る長尾京志郎は、直線こそもうひとつだが、回り足を好みに仕上げた。三好勇人の45号機は新ペラをたたいている最中で、ペラ交換が功を奏しているのか、「悪くなさそう」と、コメントした。67号機の坂本雄紀は「合っていないけど、直線は前検よりいいし、回り足も良かったですね」と、悲観的ではなかった。

まだ、本体整備ができないため、選手らはペラと外周りで調整を続けている。今後、エンジン相場に変化が出るか、どこまで機力アップが望めるか、注視したい。