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生田波美音(20=東京)は、ボート場の無い新潟県で生まれ育ち、現在も地元で暮らす。決してスポーツ少女ではなかったが、山口県出身の父に、子供のころからレーサーになることを勧められていた。「自分の願望というよりも、選手になるんだろうな~と思っていました」。父の助言!? に導かれるまま、19年5月にデビュー。スピード豊かなで旋回ですぐに注目を集めた。

憧れの選手は日高逸子。「格好いい女子レーサーのイメージは日高さんです。あいさつはできるけど、まだ緊張して話しかけられません」と苦笑いした。ちなみに、波美音(はみね)という名前も印象に残る。父親の知り合いに同じ名前の女性がいて、それを母親が気に入ったことから名付けられた。図らずも、レーサーになり、波を乗りこなすことが求められた。3日目は1日早い勝負駆け。1、6Rでセンスの一端を見せたい。