優勝戦の6人が次節はG1芦屋周年という豪華メンバーのファイナル。3枠・平本真之(38=愛知)がまくり差しを決め、今年初優勝を飾った。

3コースからコンマ04の踏み込みを見せ、先マイに持ち込んだ菊地孝平の内を鋭く差し切った。「スタートは早いと思っていたけど、準優で遅れていたので…。うれしい。勝つならあれ(まくり差し)しかないと思っていた」と会心の勝利に白い歯を見せた。

一昨年10月の平和島SGダービー以来、1年4カ月ぶりの優勝だった。「やっとですね。うれしい」。若松では9度目のファイナルでやっと頂点に立った。「SG(17年メモリアル3着)や周年(63周年、64周年でともに2着)でも優出していた、好きな水面ですから」と初のウイニングランとビクトリー花火に喜んでいた。次節は12年に初めてG1を制した芦屋の周年記念。「これで吹っ切れます。グランプリに出たいですからね」。勢いに変えて、年末まで突っ走る。