柘植政浩(41=滋賀)が、優勝戦で地元の意地を見せる。

準優12Rは波やうねりが高くなり、安定板装着に加えて、2周に周回短縮となった。2コースから1番差しに出るも、3コースまくりの荒川健太に前に出られた。それでも、へさきをかけて並走に持ち込むと、2Mでさばいて2着を奪った。優勝戦は6枠となった。

地元びわこでの優勝は、デビュー初優勝となった10年6月の1回。その時は平尾崇典や三嶌誠司ら強豪を相手に、大外6コースからまくり差しを決めた。今回も大外6コースが濃厚だけに、再現への舞台は整った。

狭い艇間を突いて、約12年ぶりの地元優勝を奪う腹づもりだ。