浜野孝志(42=三重)が4カドから一気にまくって、17年3月の津以来、通算6度目の優勝を飾った。

12R優勝戦は、枠なり3対3の隊形。イン赤岩善生がコンマ05のトップスタートを決めて、先マイ態勢に入った。しかし2コース春園功太、さらに4カド浜野が2段ツケマイに出た。赤岩が艇を外に振って抵抗したが、浜野がかわしてバックで抜け出した。差しに切り替えた春園が2着にに入り、赤岩は3着を死守した。

約6年ぶりの優勝に「正直、信じられないです」と目を丸くした。優勝戦前のスタート練習では「伸び型にしたけど、あまり伸びなかったのでどうかな、と思った」と懐疑的だった。

それでも「1Mで握っていくしかない足だった。スタートが入っていると思って、自信を持っていきました」と安堵(あんど)の笑顔を見せた。

次節は3月6日から宮島の一般戦を予定している。