最終日の11万舟券を含む節間万舟券16本と荒れに荒れたニッカン・コム杯を制したのは、1枠金子萌(32=静岡)だった。

コンマ07の快速スタートから逃走劇を決め、22年5月常滑一般戦以来のV。今年初勝利。通算4度目。児島初勝利。2着は松下一也、3着は岡祐臣。3連単配当は730円。

「スタートはちょっと早いと思ってアジャストしました。ターンは少し失敗したけど舟が返ってくれたので良かったです」とレースを振り返った。

相棒の17号機は「初日からターンの感触はずっと良かったです。ペラはけっこうたたきましたが、もらった時から体感が良かったですね。森定(晃史)さんがきれいにたたいてくれていたのでそのおかげだと思います」と、前回使用者の森定に感謝した。

「おいおいは父親(金子良昭・58=静岡)の記録は越えていきたいと思ってますが、それは自分の最後の目標というか、(こういうと申し訳ないですが…)通過点として思っています。ボートレーサーになったからには越えるものはちゃんと自分の中にはあるので、そこはしっかりしていきたいですね」と話す。

今後は「コンスタントに優勝を重ねていきたいですけど、まずは目の前の1走1走、自分の仕事を全力でやるだけです」とした。

次走は、びわこG2秩父宮妃記念杯(3月10日から15日)に登場予定。