大森翼(21=兵庫)が、念願のデビュー初勝利を飾った。5日目の後半9R、4カドからコンマ08のトップスタートを決めて、一気にまくり切った。12R発売中には、同支部先輩の数原魁らに、水神祭で手荒い祝福を受けた。

22年5月びわこでデビューしてから141走目での白星に「うれしいです!」と破顔一笑。「1Mで落とし過ぎてしまった。飛田(江己)さんが来て、水神祭を譲ってくれ!と思ってました」と胸をなで下ろした。さらに「師匠(和田兼輔)が練習に来ていたので、気合が入った。地元での水神祭が、何よりうれしい」と師匠愛、地元愛を話した。

今後の目標を聞かれると「もっと舟券に絡めるようにしたい。準優は1回(22年12月三国)あるので、今度は優勝戦に乗りたいです」と目を輝かせた。センプル軍団の有望な若手が、第1歩を進めた。