22年の最優秀新人選手に輝いた末永和也(24=佐賀)が、前回の悪夢を振り払う。

昨年9月の多摩川ヤングダービー優勝戦は、首位に迫る猛追を見せたが、最終の3周2Mで振り込み、6着へ後退。くしくも前検日の試運転で似た場面があった。「デジャブかと思いました」と苦笑いした。

それでも、前回の悔しさをばねに躍進。昨年はデビュー初優勝、今年は2月若松の九州地区選でG1初優勝を飾り、SG初出場(次節・平和島クラシック)の権利も獲得した。「ずっと努力をして、やっと結果が出たのかな。メンタルが成長したと思います。本番でいつも通りのターンができるようになってきた」と確かな収穫をつかんでいる。今回は頼もしい師匠の上野真之介と同時あっせん。「師匠と佐賀支部2人で優出したい」と意気込む。