◆沢田尚也(24=滋賀)

精鋭そろう地元滋賀支部の若手で、次期エース候補に名乗りを上げる。

滋賀支部の若手有望株として評判を博していたが、21年4月に三国で初優勝すると、7月にA級へ昇級、さらにはG1出場などめきめきと腕を上げている。

デビューから積み上げた優勝は3回で、着々と実績を積み上げている。ただ、地元びわこでは6回優出するも、優勝はまだない。昨年3月の前回大会でも、師匠の馬場貴也が優勝する裏で、準優4着と不完全燃焼に終わった。それだけに、伝統ある地元G2での奮起は必至だ。

メディア面でも、注目を集めている。1月に公開された、びわこボート開設70周年記念映像「Amazing Boatrace」では、馬場や丸野一樹、今回出場する中島秀治らとともに出演。6艇でド迫力の走りを披露して、びわこボートをアピールしている。

今回は“番長”吉川昭男や君島秀三、兄弟子の木村仁紀ら8人の地元滋賀支部勢が、他地区の選手たちを待ち受ける。初日ドリーム戦12Rでは、地元代表として6枠に選出。差し、まくりと自在ハンドルを駆使して、狙うは地元、そして特別戦での初優勝だ。