高田明(37=佐賀)が、師匠・峰竜太譲りの大幅なペラ調整で、前検からエンジン気配を一変させた。

駆る68号機は昨年5月の初降ろしから1度しか優出がなく、前回乗った吉田健太郎をはじめ、多くのレーサーを悩ませ続けてきた。それを、高田はペラ調整で、いとも簡単に自分好みの仕上がりに持っていった。

「前検はペラをたたいて乗ったけど、いいと思いますよ。伸びが良くなっていた。乗りやすさもあるし、出足もだいぶ上向いたと思います。自分としては、いいかなと思います。現状でも悪い感じではない。調整は自分としては、合っていると思いますけどね」。自信を持った受け答えができるほど、前検気配は伸びを中心に上々の手応えまで持ってきた。

初日は3&11Rの2回乗り。特に、前半3Rは絶好の4カドでもあり、ここはスタートから伸びを生かしたまくりで白星発進を目指す。