小芦るり華(25=佐賀)の後半9Rは、トリッキーな内容だった。

4枠からピット離れで飛び出し、なんと地元の1枠・金田幸子からインを奪った。結果は2着だったが、大いに見せ場を作った。

駆る23号機については「ずっと違和感があって、ペラはたたいた。(だけど)違和感を除去したら、全てがおかしくなった」と話す。結果的にはペラは戻したようで「違和感があるまま戻して、その中で一番こましな状態にして、ピット離れがすごく良かった。(でも)かかりが浅いんですよね…」と悩む。「ターンでやっつけられないので歯がゆい。(4日目に向けての調整は)ちょっと考えます…」と、足はアンバランスながらも機力があるため、調整は思案するようだ。

4日目は6R2枠と10R6枠。得点率は17位タイで、準優進出へは2走10点が必要だ。理想の足に少しでも近づけて、予選突破を目指す。