129期の田中宏典(23=佐賀)が、デビューから234走目で水神祭を飾った。1R、5コースからトップスタートを決めてまくり差すと、先に回ったイン志道吉和とのデッドヒートに2周2Mで競り勝った。21年11月にデビュー、1年6カ月目で待望の白星をゲットした。「うれしいです。初めてあんな景色を見たんで、先頭を走っていて怖かったです」と、初体験を振り返った。

2Rのスタート展示後に行われた水神祭では、大勢のファンが見守る中でダイブした。「(一緒にボートに乗った)西山(貴浩)さんのおかげでお客さんもいっぱい来てくれて、うれしかった。師匠の浦田晃嗣さんに伝えたい」と言葉も弾んだ。

後半7Rは6コースから展開を突いてBSは2着に浮上したが、3周1Mで振り込んで5着。それでも見せ場は作っており、今後のさらなる活躍に期待だ。