予選トップ通過の今井貴士(38=福岡)でも、3枠の勢いを止められなかった。準優9Rは岡村将也、同10Rは奈須啓太と、いずれも3枠が勝ち上がる中、11Rの3枠には水摩敦という難敵がいた。その水摩にコンマ04のスタートでまくられた。それでも、何とか2着に踏みとどまった。「自分もコンマ10のスタートを行ってますからね。仕方ないです」と悔しさをかみ殺した。

決して、機力負けではない。「調整して出足型になっている。伸びもいいしバランス型かな。足は全然問題ない。進入はいろいろ考える」。優勝戦は4枠だが、6枠に西山貴浩が控えており、動きは避けられない。リベンジを成し遂げるために臨機応変に立ち回る。