石野貴之(40=大阪)が逃げ切り、2年ぶり4度目のラピートカップ制覇を飾った。石野は通算66度目の優勝で、オール大阪は12度目。前節丸亀一般戦に続く2節連続Vとなった。2着は田中信一郎。岡村仁が3周2M逆転で3着に入った。

石野はコンマ09の全速スタートから先マイ。まくり差した岡村を寄せ付けなかった。好素性の88号機をきっちり仕上げ、2日目の時点で完調宣言。予選トップ通過から準優、優勝戦を完封。4日目から5連勝で優勝に花を添えた。「ファンが多くて声援がすごくて…うれしかったです」。ウイニングランを終えた石野は喜びを語った。

次節は9日からの児島周年、その後は23日からのSGオールスター(芦屋)に出走予定。「グランプリに来れるなら、このエンジンをまた引きたい。優勝できて、今後へいい弾みになりました」。賞金ランクは14位に浮上。さらにテンションを上げて、年末の大一番へ突き進む。