58歳の江口晃生(群馬)が、通算115度目の優勝に王手をかけた。

準優12Rはインからンマ09のトップスタート。しっかり逃げ切って優勝戦1枠を手にした。積極的なコース取りを含めて、圧倒的な強さでシリーズを引っ張ったベテランが、きっちり逃げて準完全Vで最後を締める。

今節は8戦7勝2着1回と、完璧な走りを続けてきた。準優を終えて「行き足を含めて、さらに良くなっていました。全体的に足はいいですよ。もともと、もらった時、前検から足は良かったんですけどね」と笑みが絶えなかった。

2月の戸田一般戦以来、今年2度目となる優勝へ、「スタートは風が変わって難しいけど、よっぽど伸びる人にバチッとこられなければ、大丈夫だと思います」。これまでSG2度を含む114回の優勝を積み重ねてきた男は、そう言って大きく胸を張った。